格闘技 blog

試合前後の会見/選手紹介/試合内容解説などなど

■ONE100 対戦決定■

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■ONE100対戦決定

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)

<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)

<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
イードフセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ONE世界ライトヘビー級(※100.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)

修斗パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)

修斗パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)

修斗パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)

修斗パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)

朝倉海選手 世界ランク6位に!

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北米サイトが軒並み、朝倉海バンタム級ランキングを世界ランクトップ10内に改訂した。

老舗格闘技サイト「SHERDOG」はトップ5の堀口に勝利した朝倉を世界6位に。MMAデータサイト「FIGHT MATRIX」では、朝倉海を92位ランクアップの7位にランクした。


18日の試合前までの海外でのバンタム級の世界ランキングの1位は、現UFC世界バンタム級&フライ級王者のヘンリー・セフード。2位がセフードとアスンソンに敗れているマルロン・モラエス。3位がアスンソンで、4位がUFC4連勝中のアルジャメイン・スターリング、5位がBellator&RIZN世界同級王者の堀口恭司、6位がUFC5連勝・MMA13勝1敗のピョートル・ヤン、7位にコリー・サンドハーゲンがつけていた。

以降は、ジョン・リネカージミー・リベラ、ペドロ・ムニョス、コディ・ガーブラント、ユライア・フェイバー、ダリオン・コールドウェル、ロブ・フォント、コディ・スタマンらの名前が挙がっており、米国を主戦場とせず海外勢との対戦機会が少ない日本人ファイターは、堀口以外は上位にランクされている選手がいなかった。

堀口以降は石渡伸太郎が29位、扇久保博正が65位、安藤達也が74位、佐藤将光が80位、佐々木憂流迦が82位、元谷友貴が84位、田中路教が87位、若松佑弥が94位、春日井たけしが117位、大塚隆史が118位、岡田遼が119位、和田竜光が120位、魚井フルスイングが125位であることを考えても、北米の上位陣(もしくは上位陣と対戦経験のある選手)と対戦し、勝利を挙げることが、北米サイトでランクアップする要因となっている。

RIZIN.18 堀口恭司選手 《試合後のインタビューの内容も覚えていない...》

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試合後の会見で「全然、覚えていないんで。ただ負けたことが凄く悔しいので、すぐにでも再戦したいなと思っています朝倉の印象? 覚えていなんでわかんないですね」と言った。
 心なしか、まだ目が泳いでいるようだった。右のカウンターをもらった直後から控室に戻るまでの記憶が飛んでしまった。

 空手時代に「2、3度経験した」が、総合格闘家となって初の出来事だという。
「(カウンターは)想定内ですが、食らっちゃいましたね。でも、くよくよしてもしょうがない。前向きに、もう1回、今度は、ベルトをかけてダイレクトで(再戦を)やりたい。これで格闘技ももっと盛り上がると思う。またいちから強くなろうという感じです」

 実は、堀口には、ジャイキリを許す“予兆”があった。
 榊原・実行委員長が明かしたが、これまでオファーを一度として断ったことのない堀口が今回の朝倉海戦を一度は、「やる意味が見つけられない」と断ってきたという。
 RIZIN、ベラトールの日米2冠が、メジャー団体とは言えないアウトサイダー出身の朝倉海を相手に勝ったとしても当たり前と見られるだけ。逆に朝倉兄弟は、兄の未来が「RIZIN.17」で矢地祐介(29、KRAZY BEE)に判定で圧勝するなど、勢いに乗っていて、しかも、豊橋出身の朝倉にとって地元のホームリングという追い風もある。
 だが、今回予定していた堀口の他の対戦相手候補は、この日、登場したDEEPのバンタム級王者で、バンタム四天王の一人、元谷友貴(29)を破っているビクター・ヘンリー(32、米国)くらいしかいず、外国人選手となると一般のファンにはピンとこない。

「やる意味のある選手が今、他に誰がいる? 契約的に問題のない選手はいるのか? 朝倉はRIZINで4連勝中だし、地元名古屋出身。日本格闘技を盛り上げるというテーマにはふさわしい選手だと思う」と、榊原実行委員長が説得すると、30分後に「受けます」と連絡があったという。「日本の格闘界が盛り上がるなら」の消去法で受けた相手に高いモチベーションを維持するのには無理があった。
「ベラトールで勝ってほっとしたのかも」とも榊原実行委員長は推測した。
 朝倉とは、戦う理由に大きな差があったのかもしれない。

 加えて肉体面のコンディションも良くはなかった。
 試合後、そのことについて聞かれ、堀口は「ちょこちょこありますけど、そんなことを言ってもしょうがない。負けは負けです」と、言い訳を一切口にしなかった。
 だが、実際のところ、その小さな肉体はボロボロだった。慢性的な腰痛に加え、オーバーワークの悪影響がずっと付きまとっていた。
チーフトレーナーのマイク・ブラウンは、ベラトールで王者になった試合も含めて、ここ数試合で「50パーセントも力が出せていない」とずっと心配していたという。
 今回、堀口は7月28日の「RIZIN.17」でリング上で2本のベルトを肩に凱旋報告する必要があり、いつもより1週間早く「アメリカントップチーム」での米国合宿を切り上げたが、マイク・ブラウンは、堀口陣営に「練習をやりすぎるな」「休養をしっかり取れ」「体のケアを怠るな」の3箇条を守ることを執拗に伝えてきたという。

堀口は再戦を要求した。
 朝倉も、同じく再戦という言葉を口にした。
「勝ってもメリットのない対戦を受けてくれた堀口さんに一番感謝しなければならない。もう一回戦うのが筋だと思うので、次大晦日にベルトをかけて戦ってほしいです」

 だが、「何も覚えていない」というダメージは実は深刻である。
 榊原実行委員長は、会見を終えた堀口と会ったが、堀口は試合の内容どころか、つい今記者会見で話したことも覚えていなかったという。しかも、肉体的にリフレッシュしなければならないという現状がある。再戦でモチベーションは高くなるが、そこに肉体がついていくかどうかの不安もある。

 榊原実行委員長も「まず休むことが必要。ドクターチェックして、体の部分でダメージが残っていないこと」を条件に「10月でも12月でも」と早ければ、10月12日に大阪で行われる「RIZIN.19」、遅くとも年末の12月29日、31日に予定している「RIZIN.20」「RIZIN.21」で堀口vs朝倉の再戦をRIZINバンタム級のベルトをかけて行う考えを示した。

RIZIN.18 アム.ザ.ロケット選手 試合後インタビュー 【浜崎朱加戦】

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——感想は?

自分の格闘技人生の中でとても良い経験になりました。
試合前から、世界1の浜崎選手と試合ができることを嬉しく思っていました。

——相手の印象は?

実際に戦かってみて、本当に強い。MMAのベーシックも素晴らしくムエタイ技も素晴らしい技術があり、自分にとって、いま一番怖い選手です。

——今後の展望は?

今後、トーナメントであれワンマッチであれ、いい練習を重ねてRIZINの舞台に戻ってきたいです。その際、もしチャンスがあれば、浜崎選手と再戦をしたいです。

—―勝敗を分けたポイントは?

自分にとって寝技に行ったのが早すぎたと思うので、違う形で対戦できたら、今日よりもっと面白い試合ができたと思います。

―― 経験が少なかったということですか?

もちろん経験という意味では100パーセント彼女が上回っているのは最初からわかっているし、認めざるを得ないけれど、今後もっと練習し成長して、良い試合をお見せしたいと思います。

―― 右腕の状態は?

若干靭帯が伸びているかなという状態ですが重症ではないです。

―― バック取られてもアームロックが得意ですが、2回自分がバックに回ったのは、リアネイキッドチョーク、チョークへの自信からですか?

技術も持っているしナショナルチームでは一番という自負があるので、ダウンに関しては自信があるのですが、浜崎選手は、ちょっと劣っていたかなという印象がありました。

RIZIN.18 ビクターヘンリー選手 試合後インタビュー 【トレントガーダム戦】

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——試合の感想

お腹すいたからゴーゴーカレー行きたいんだよね。でもここにローカルフード内から、ステーキが食べたいな。
彼は日本に来て日本のコミュニティを怒らせたかったのだと思うけど、というのも彼はここに負けにくるとわかって来ていたわけだから、自分たちの能力をお互いに最大限発揮して、ベストを尽くしたと思うから、敬意を表したいと思う。

——今後の展望

今後の展望は、同じだよ。ジムに戻ったらすぐに再びワークに戻り、トレーニングを続け、仕事をする。
またすぐにRIZINに戻ってきて試合をしたい。

——元谷とはケージで戦い、今日リングで戦ってみて、違いは何か感じましたか?

リングで戦ったことはあるんだが、違いとしては、唯一、1Rにかなりタイトにボディをしっかりロックしたところで、でも偶発的にロープの隙間ではなく縦のロープを囲んでしまったんだ。それで俺は彼を引こうとしたんだけれど、ただ腕がきつくて、彼を引き入れることにして彼を後ろに戻し、そして彼はトップロープを1、2回つかんだりしていて、彼はそれでもディフェンスできていたと思うけれど、戦略的には何ら違いというものはない。自分の方に少しエラーが出た、というようなことにすぎない。

—―バンタム級が盛り上がっている中で、今日のメインの試合結果を受けて、計画は狂いましたか?タイトルマッチをしたいですか?次の対戦相手の

プランはいつも同じだよ。ベストな試合をすることであって相手が誰であろうと、自分の力を証明し続けることであって、RIZINが誰と試合を組もうと、それは誰だっていい。相手が誰であれ精一杯戦う。

―― フィニッシュについてお聞かせください。最後、後ろ三角締めで、リアネイキッドチョークを狙わなかったのはなぜですか?

ジョシュ・バーネット
俺が答えを知っている、それは!船木誠勝スタイルだからだ!

(ビクター)
違うよ!
なぜそうしなかったかって?それは、みんながスリーパーをきめたがるから。俺は違うことをしたかった、ここで違いをみせて、自分を印象づけたかったんだ。足はスキニーだけれども腕よりも強かった。足を使ってチョークを取るということは、腕を使うことよりも効果的だったということだ。

RIZIN.18 浜崎朱加選手 試合後インタビュー 【アム.ザ.ロケット戦】

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——感想は?

思ったより力がすごい強くて、バック回られた危ない場面があったのですが、しっかり最後に1本きめられて良かったと、ホッとしています。

——改めて対戦相手の印象は?

スピードもあって蹴りも重かったので、すぐにテイクダウンできて良かったです。

——展望は?

今回ノンタイトルだったのですが次はタイトル戦になると思うのですが、誰が来てもしっかり防衛できるように準備したいと思います。

—―相手選手の強気な発言は耳にしていましたか?

オフィシャルのツイッターか何かで見ました。昨日か一昨日。

―― それを受けてどうですか?

簡単には勝たせないぞっていうのと、まあそうですね、強気でいましたね、私の中では。

―― それを踏まえて接して改めてイメージは?

負けると思ってやる選手はいないと思うので、選手として当たり前の発言だと思うので、終わったあと、すごいいい子でした。

―― 腕十字は、手応えが?

そうですね。女子特有のというか、「またこのタイプか」と思いました。柔らかい選手が多かったので、今までやってきた中で。にしても結構極まっている感じがしたのですが。思いっきり極めに行きました。

—― ミドルにスピードと威力があった?

蹴りは、もっと重いかと思っていたんですけど体重が軽かったので、その分、まだダメージ的には大丈夫でした。

—― マウントやバック取られても冷静だった?

極まる感じはしなかったですけど、途中、片手で極められていてもプレッシャーが強かったので、力が強いなと思いました。

——キャリアを積んでいくとライバルとなり得る選手でしたか?

そうですね。寝技も立ち技もすでに結構できるので、今後経験を積んでいったらもっと危ないというか、いい選手になるんじゃないかと思います。

——最初にバック取られて、アームロック切り返しの得意技があるから慌てなかった?

はい、慌ててなかったです。

——2回目のバックでは極まり具合はそんなに?

はい、全然極まってなかったです。

—―最後の腕十字ですが、stop don’t move かかって腕を、親指を回せたのが決まったように思いましたが、ベテランの味?

あんまり覚えていなくて。

―― 目標

しっかり一戦一戦、タイトル戦だろうが、ノンタイトルだろうが、しっかり一本勝ちを狙っていきたいと思います。

―― 「あかねちゃん、ありがとう」とマイクでメッセージを伝えていた件について

あかねちゃんは広島で出会ったのですが、闘病中で体調が悪い中会場まで来てくれて、さっき会いに行ったのですが、その子にどうしても一言お礼を言いたくて。すみません公共のマイクで。

―― 広島で出会った経緯は?

藤井さんのところで練習というか、BURSTに入会していて、今は休会していますが、そこで藤井さんに紹介してもらいました。

マイクブラウンさんのコメント【堀口恭司選手のセコンド】

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翻訳
この男をいつも誇りに思っています。役割モデルがどうあるべきかを象徴するアスリート。この勤勉で謙虚なサムライには、まだまだ山がたくさんあります。これはほんの始まりであり、彼はこれまで以上に強くなるでしょう。